公演の記録など。その3

さて第3弾。
後半も後半。それまで課長&課長代理だけだったパワハラが一気に全員から始まるシーン。この急変ぶりがちと腑に落ちないと数人から意見をもらったりもらわなかったり。
でもそれこそ狙い通り。だって友人知人が人間が変わったようになること、経験ないですか?昨日までは仲良かったのに急に無視されだしたり。それこそその急変ぶりが腑に落ちなくて。
そう、人間関係なんて些細なことで180度変わったりするもんです。もちろんここまで全員からというのは実際にはないかもしれませんが・・・



それまで大人しかった志賀くんが急に牙を向くシーンですね。いわゆる集団狂気ってやつです。集団が異常になってくると、異常が正常になってくる、みたいな。子どものいじめと同じ構造。いじめに加わらないと自分がいじめられると思って加害者に加わる話。



そしてその志賀くんが弁護士たちに正義を問い詰められるところ。3人でよってたかって正義を問い詰めると志賀くんはあっという間に折れてしまう。上のシーンとは真逆の立場で同じことをするという皮肉な男。すべては志賀くんが「長いものに巻かれる性格」という人物設定ならでは。



現場では「イメージシーン」と呼んでいた富島くん、地獄のパワハラシーン。
鬼のような形相の富島くん。もちろんメイクを施してます。これがまた効果てきめん。実はこのシーンは上の1枚目、2枚目のシーンから3ヶ月近く経っているという設定なので、相当に鬱になっていなきゃいけないんだが、これをまあ富島くんを演じた立浪伸一の演技力とメイクの技術で補ったわけです。いやもしかしたら補ってないかもしれないが、でも少なくとも被害者への同情心は芽生えたはず。
悲劇は常に「自分が当事者だったら?」という視点で観られてなんぼだと思うんで。

ということで記録写真シリーズはいよいよ次回で最後。お楽しみに。