終盤戦

本番まであと5日。
役者紹介的なこともはじまってますね。
どーも、根津です。

稽古場も終盤に入り、熱をおびてきています。
先日、演出不在の自主稽古でも役者同士でいろいろ意見を出しあい、熱のこもった稽古が稽古が繰り広げられていました。
そんな空気もあってか、モンキー改め小平さんがとてもステキな名言を残しました。
内容は覚えていません。
ステキなことしか。。。

皆様をお迎えする準備は整いつつあります。
あとはお客様にご来場いただいて、この作品は完成するのだと思います。
是非、スペース雑遊に足を運んでいただき、一緒に「くろはえや」の世界をつくりあげましょう!

ご来場心よりお待ちしております!


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『くろはえや』出演者コメント(蒻崎今日子より)

JUGEMテーマ:演劇・舞台

3人目はJACROWから蒻崎今日子。

「今回も苦戦しています」と言っているが、まあお客さんにはどうもでいいことです。稽古の過程なんか知ったこっちゃないから。でも素直にぶっちゃけるのが今日子の良さであり、おそらく彼女のファン、どれだけいるのか俺にはわからんが、にとっては、そういう素直さがにじみ出る演技に好感を持っているんだと思う。
実はこの「素直さ」というのが、役者にとっては天使にも悪魔にもなり・・・という話は、ホントにどうでもいいと思うので、観に来てください。

今回、旦那と子供がいる役なんですが、その旦那と子供は舞台には登場しません。でも彼女に注目していると、その旦那と子供がどういう人なのか見える時があります。ぜひ、そのあたりを想像しながら観てみてください。
 


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『くろはえや』出演者コメント(小平伸一郎より)

JUGEMテーマ:演劇・舞台

出演者コメント、お次はモンキーこと小平伸一郎。

いきなり冒頭のピースからの自己紹介。
ぶっちゃけイラッとしたが、そのままOKテイク。なぜかというと、これが彼流の緊張隠しだと思ったから。本人と話をしていないので、本当のところは知らんけど。まあでもそういうことにしておいてください。
というように、どうにもひねくれたところがあるモンキー。友達としては面倒くさいと思うが、役者としては信じれるわけです。なぜかというとこのひね具合を板に乗っけることに関しては天下一品だと思うから。
昔、シナリオ学校に通っていたとき、講師から「台詞は嘘をつく」と習った。好きなのに「嫌い」と言う台詞ほど光る、というわけだ。
今回もひねキャラ炸裂します。お客さんにイラッとさせてなんぼな役です。ご注目!
 


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紆余曲折の真最中

菅野貴夫です。

いよいよ公演初日まで1週間となりました。
いやー、毎日が過ぎていくのが早いです。



どれだけ多く話を交わしたか、が作品のクオリティに大きく影響を及ぼすと思っていまして。


JACROWでは毎回そうですけど、今回も稽古をしている時間以外にもいろいろと、個人間だったり全体で話し合っています。そしてそれを稽古場に持っていって、検討する。
どこまで言うとか相手に対する敬意とか作品の為のことなのかとか、その線引きが難しいところもあるんですが、活発なのは本当にいいことだと思います。
昨日あたりから、この作品のテイストに関する共通言語も皆のなかで共有されてきました。ああ、こういう空気感なんだなと。
個人的に、今回はとある理由でずっと座ったままなので、周りの皆が動いているのを見るのが楽しいです。
もちろん僕の楽しさとお客様が観る楽しさは全然違うと思いますが、どうぞご期待下さいませ。
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〜蛇足〜
【演劇あるある】
通し稽古で自分のハイライトシーンの出来が良くなかったと思って落ち込んでいたら、演出家から「今日のあのシーン良かったね!」と言われ、何が良かったのか掴めずさらに不安定な気持ちになる僕とモンキーでありました(>_<)
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『くろはえや』出演者コメント(谷仲恵輔より)

JUGEMテーマ:演劇・舞台

いよいよ来週日曜から幕が開きます。
ということで恒例によりキャストからコメントをもらいました。

まずはJACROWから谷仲恵輔。
今回、組織のリーダー役。なんかそう書くと格好いい感じを想像されると思いますが、まったくそんなことありません。むしろ真逆のワタワタしているどこか頼りないリーダー。私は前々からヤナちゃんには小市民な役をやらせたら天下一品だと思っているので、うちに出てもらうときは大体がみっともない役です。
今回もみっともなさがそこかしこで炸裂します。ぜひ彼を見て我が身を振り返ってほしいと思います。笑
 


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人と人

森口美樹です。

『くろはえや』、スタジオ入りし、集中稽古に入りました!
じっくり細かく、作っていきます。

今回の作品づくりを進めていくにあたって、
人と人との繋がりを、考えたりします。

人は、人との関わり合いの中、生きているわけで。

家族、親戚、職場、友人、他人。。

その関係によって、感じること、考えること、与えること、与えられること、
色々あって。
関係によって、違ってきて。

当たり前のことだけど、そんな当たり前を普段は当たり前にやっていて。

その当たり前を、芝居をつくっていく中で、繊細に感じながら、やっていかないとなって、思います。

人間って複雑で、意外と単純で、面白い。

『くろはえや』、どう感じてもらえる作品になるか、、していくか、、
まだまだ課題は尽きないです。

ちゃんと人間として、もがきたい。


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世にも奇妙な

どうも澤井です。てへぺろ。

共演者様のブログ記事にありますように、今回のお芝居のために皆で下諏訪に行きましたが、その時は丁度御柱祭の準備中で、ハッピ・ハチマキ姿の地元の方々が集まっている中、御柱を拝ませてもらいました。

その時に感じたのは(あくまで自分の妄想的主観ですが)他所者を見るたくさんの目線、いや、チラ見的な視線でした。

命を落とす危険性がある祭を何も知らない観光客風情が呑気に見やがって的な、なんとなく居心地の悪さを感じました(あくまでビビりな自分の妄想です)

それは日常でもままある事で、旅行に行っても、地元民がこよなく愛する店、みたいなとこに入って自分達以外オール地元民なんて事態になると、凄く場違い感を感じるし、一見さんお断りてなんじゃい!なんて思ってしまう事もあります。

オタクはオタクで固まるし、ヤンキーはヤンキーで固まるし、変態は変態で固まるし、それぞれに独特のルールや変なしきたりもあるのでしょう。

悪意は無いにしろそういった奇妙な連帯感や排他感を、意識的にないし無意識的に発するし受け取ってしまうのかもしれません。
もしくは勝手にそう思い込むなんて事もあるんだと思います。

良い悪いではなくて、きっと人間てそういうもんなのでしょう。だから人間関係て複雑なんですけど。

全く芝居人ではない人に熱く芝居の事を語る自分の姿はきっと滑稽に見える事でしょう。

そんな事言ったら、いい大人達が連日集まって壮大な作り話に真剣に向き合う姿も、視点を変えれば「アホだなぁ」となってしまうんでしょう。

自分は真性のアホですが、アホではない皆さんと作り出すそんなどこにでもある奇妙な空気感。

劇場で感じ取ってもらえたらなぁと思います。

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誤解されないように繰り返しますが、下諏訪はいいとこです。
街の人達も気さくに話をしてくれました!

守谷徹

守谷徹という人物を演じる。
下諏訪町を出て行ったけどとある理由で戻ってきて現在下諏訪町で生活を送る人。

今回は役作りについて少し。

小平伸一郎が守谷徹になる。
役を小平伸一郎に近づけるんではなくいかに守谷徹になるか。結局は小平伸一郎がやってんだけど、小平伸一郎が持ってるもの以外は出てこないんだけど、でもどうすれば守谷徹になれるか。

セリフを覚える、なんてのは当たり前のことで仕事ではありません。やって当たり前。
あ、なんか僕の役作りの仕方について書こうかと思ったのですが、超超ロングになりそうなのでやめよ。

僕は繊細で大胆な芝居が好き。観るのもやるもの。相手のことを考えて芝居をする役者が好き。作品のことを考えて話す役者が好き。
嫌いなのは雑な芝居と、本人はやった気満々な自分満足芝居をする奴が嫌い。作品を考えない周りを見れない自分ばっか主張する奴は辞めちまえとよく思う。

いうのは簡単でやるのは難しいんですよ。だって相手があるし、自分満足芝居の方が気持ちよい、やったとゆー感覚におちいりやすいから。

あ、書いててよくわからなくなってきた。

中途半端ですが、このへんでw

jacrowは葬儀場で泣きながら会話をするのではなく笑いながら会話をするところをみせる劇団だと僕は思ってます。

お待ちしております!

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#21『くろはえや』紹介

はじめまして。
JACROW#21くろはえやにて演出助手を務めさせていただいております関と申します。
今回は特別に私がブログを書かせて頂くこととなりました。
どうぞ宜しくお願い致します。


唐突ですが「大雨」ってとても怖いものですね。
雨そのもの自体は本来ごく日常的なものであるはずなのに、その加減が少し崩れるだけでどうすることも出来ず、包み込まれるようにじわじわと終わりのない恐怖に苛まれる。
雨音が、次々と出される警報や雨量データが思考さえもその雨から逃れさせない。
そんな逃げられなさがベタに「人間関係」のようだな、と思いました。
『くろはえや』はそんなお話です。


すでにブログにも書かれていたかと思いますが先日、今回の舞台となる下諏訪町に視察に訪ねました。
実際現地に行ってみると、様々なところに「下諏訪ダム」に関する名残や、大雨などの災害に関する資料を見ることができます。
災害の資料では、当然ですが今から10年も前に起きたことなのでいつ、何が起きて、どう終わって、どう復興されたのかまでがきちんと知ることができます。
しかし大雨の降るまさにその瞬間はきっと先の見えない緊張感と恐怖があっただろうことは想像に難くありません。


私事ですが、実はJACROWさんに参加するのは今回で2回目です。
1度目は前々回の『消失点』。
消失点では抽象舞台だったのですが、今回は具象。
私はわずかながらそんな空間作りのお手伝いをすべく小道具の作成に勤しんでおります。
視察の時に得られた資料や情報を元に、使っている資料やデータは当時のものに近づけました。
ご来場いただく皆様を、2006年7月大雨の降る下諏訪町にお連れできればと思います。
いつ災害が自分達を巻き込むかわからない、そんな張りつめた空気が漂う会議室を覗き見て頂ければ幸いです。


それでは梅雨の近い新宿SPACE雑遊にて、ご来場心よりお待ちしております。



隠された「下諏訪ダム」

下諏訪町。

諏訪湖畔が、町のほとんどの居住区。

3分の2は山だ。

釜口水門すぐ近くにある「水の資料館」にある、諏訪湖畔のジオラマ。

31もの河川が流れ込み、出口は天竜川ただひとつしかないこの湖は、
過去に何度となく氾濫している。

諏訪湖周辺の浸水被害をいかに抑えるか、その治水の歴史は長い。
その治水計画の中で持ち上がったのが「下諏訪ダム」の建設だった。

1978年度から予備調査、
1984年度から実施計画調査、
1993年度に建設が採択され、2005年度の完成を目指した。
住民参加による総合治水を考える>下諏訪ダムの経緯 より)

そして、2002年に中止、凍結。
色々調べていると、水源蓮というページを発見。
「水源開発問題全国連絡会は、ダム建設などと闘う全国の仲間たちのネットワークです」とある。

ダムは、建設されようが中止されようが、人生が変えられてしまうほどの大きな事業だ。
天竜川水系で中止となったダムは他にも蓼科ダム、郷士沢ダム、駒沢ダム、戸草ダム・・と、
どこまで計画が進んでいたかはわからないが、きっとここにも大きな物語があったのだと思う。

写真に戻って、中央あたりに今回の舞台になる「下諏訪町役場」がある。

右上のほうにもやっとした青いエリアが見えるが、これが中止された「下諏訪ダム」
建設される前提で作られたジオラマだったのだろう。

水の資料室内には、ダム単体の立派なジオラマがあった。
「下諏訪ダム」という名札を隠されて展示されてある。

ただ単純に建設されなかったから、存在しないから、名前を隠したのかもしれない。

だがこの隠された「下諏訪ダム」の字を見てしまうと・・・

深い、強い何かを想像せざるを得ない。

JACROW21「くろはえや」は新宿、スペース雑遊にて。
6月5日(日)から、11日(土)まで。

ご予約はこちらから可能です。
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蒻崎今日子