2015.09.30 Wednesday
ざくろと中国
にゃくざききょうこです。
写真はひとつき前に撮ったざくろ。
今頃はもう色づいているのかしら。
ちなみに公演チラシのざくろは7月下旬に撮影したもの。
その時期、赤く熟したざくろは日本にまだなかったらしく、
代表中村が大枚はたいてわざわざ輸入したものだそうです。
芸術って大変よね。
ざくろのことを調べてみたら、
『安石国(ペルシャ)から中国に渡ってきたコブの木』という意味の中国名 『安石榴』、省略して石榴』
別名『さくろ(佐久呂)』、『若榴』。
他にも、錦香嚢、海榴、錯石榴子、百花王、血珠、海石榴。
日本語のざくろは、『若榴』の中国語読み『zak-lau』からきた・・・とか。
知っている人は多いと思うが鬼子母神が右手に持っているのがざくろ。
人の子を食べていた鬼子母神が、お釈迦さまに今後はこれを食べるようにと渡されたざくろ。
そんな話から人の肉の味がする・・と言われた、血のように赤い実のざくろ。
どこまで、代表中村がざくろのことを知って由来にしたかは知らないが、
調べるほどになかなかのJACROW度の高いざくろ。
私の好きなフルーツ第1位の柿とは、、、奥行きが違うわ。
あ、でも霊木とされて燃やしてはいけない禁忌があったとか、
人が死んだときにだけ柿の木を使うとか、
実を取るときは全部は取らずに1つか2つ残して・・・まぁ柿の話はまた・・(しない)。
ちなみに中国でざくろは”最高の果実”とされているそうで、
ザクロの木 を鬼門の方角に植えて、魔除けとする風習も残っているとか。
物語に中国の企業が出てくるのですが、
中国という国は世界一の人口を擁するだけに、一口に国民性、というもの難しそう。
マナーが悪いと言われているが、それを苦々しく思っている中国人もいるそうだし、
トイレットペーパーのないトイレばかりだとか、
エレベーターが繋がっていないビルばかりだとか、
大丈夫かしらと思うような七不思議がありながらも、
2015年の世界企業500社番付でのランクイン数は、アメリカ128社に次いで、
中国が日本の56社をはるかに凌ぐ106社で2位にランクインしている・・
人が多い分、「ちゃんと」秀でた人も多いのかもしれない。
稽古場で通し稽古を見ていると、
ざくろのような、はもしかしてあの人の中のことかもしれないとか、
世界のことかもしれないとか、
あれ、あそこもけっこうざくろだわ、とか
なんか、色々、思います。
10月8日、初日!
10月13日、千秋楽!
ざくろのような、ご予約お待ちしています。
初日が埋まりぎみ!
https://ticket.corich.jp/apply/67518/009/