ざくろと中国

「ざくろのような」、初日まであと1週間。

にゃくざききょうこです。
写真はひとつき前に撮ったざくろ。
今頃はもう色づいているのかしら。

ちなみに公演チラシのざくろは7月下旬に撮影したもの。
その時期、赤く熟したざくろは日本にまだなかったらしく、
代表中村が大枚はたいてわざわざ輸入したものだそうです。
芸術って大変よね。

ざくろのことを調べてみたら、
『安石国(ペルシャ)から中国に渡ってきたコブの木』という意味の中国名 『安石榴』、省略して石榴』
別名『さくろ(佐久呂)』、『若榴』。
他にも、錦香嚢、海榴、錯石榴子、百花王、血珠、海石榴。
日本語のざくろは、『若榴』の中国語読み『zak-lau』からきた・・・とか。

知っている人は多いと思うが鬼子母神が右手に持っているのがざくろ。
人の子を食べていた鬼子母神が、お釈迦さまに今後はこれを食べるようにと渡されたざくろ。
そんな話から人の肉の味がする・・と言われた、血のように赤い実のざくろ。

どこまで、代表中村がざくろのことを知って由来にしたかは知らないが、
調べるほどになかなかのJACROW度の高いざくろ。

私の好きなフルーツ第1位の柿とは、、、奥行きが違うわ。
あ、でも霊木とされて燃やしてはいけない禁忌があったとか、
人が死んだときにだけ柿の木を使うとか、
実を取るときは全部は取らずに1つか2つ残して・・・まぁ柿の話はまた・・(しない)。

ちなみに中国でざくろは”最高の果実”とされているそうで、
ザクロの木 を鬼門の方角に植えて、魔除けとする風習も残っているとか。

物語に中国の企業が出てくるのですが、
中国という国は世界一の人口を擁するだけに、一口に国民性、というもの難しそう。
マナーが悪いと言われているが、それを苦々しく思っている中国人もいるそうだし、
トイレットペーパーのないトイレばかりだとか、
エレベーターが繋がっていないビルばかりだとか、
大丈夫かしらと思うような七不思議がありながらも、
2015年の世界企業500社番付でのランクイン数は、アメリカ128社に次いで、
中国が日本の56社をはるかに凌ぐ106社で2位にランクインしている・・
人が多い分、「ちゃんと」秀でた人も多いのかもしれない。

稽古場で通し稽古を見ていると、
ざくろのような、はもしかしてあの人の中のことかもしれないとか、
世界のことかもしれないとか、
あれ、あそこもけっこうざくろだわ、とか
なんか、色々、思います。

10月8日、初日!
10月13日、千秋楽!

ざくろのような、ご予約お待ちしています。
初日が埋まりぎみ!

https://ticket.corich.jp/apply/67518/009/

出演者コメント【芦原健介より】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

7人目は芦原健介。JACROWは前々回の『PRESS』から2回目。
まあもうとにかくなんていうのでしょう、この男のウナギっぽさは。あしけんを見るとウナギのかば焼きが食べたくなるのはなぜだろうといつも思います。なんかヌルヌルしてるんです。それでいてかわいいんです。存在が。掴まえようとしてもぬるっと逃げてしまいそうな雰囲気がこの男にはあります。
このウネウネした不思議な生き物、と書いてふと思いました。この男、ウナギ犬みたいだと。顔が、じゃなくて雰囲気が。ちなみにウナギ犬とはこれです。赤塚不二夫が生み出した素晴らしいキャラです。


そんなウナギ犬に今回お願いした役はもちろんサラリーマンです。しかもエリート。でも気が優しくて朴訥した男、という設定。ウナギ犬がサラリーマンってだけで笑っちゃいますが、エリートだけにもうホント稽古場はカオスです。
そんなジャビットにもトラッキーにもドアラにも負けないキャラ、のような、『ざくろのような』のウナギ犬にぜひ注目して欲しい。

ご予約は下記URLからぜひ!

https://ticket.corich.jp/apply/67518/003/ (←ウナギ犬の扱いになります)

生き方

谷仲です。
また長文になるかもしれません、ご容赦を。


なんかもう以前に書いた事な気もするのですが、もしそうだとしたら徒然として、改めて一回りしたという事で綴ります。
書いてなかったら、それはそれで。


中山さんも書いてある事かも知れませんが、色々見えてきました。



ざっくり言うと、物語が見えてきました。


あと2週間も切り、これから、お見せするまで詰めていく事がまだまだありますが、兎にも角にも、僕なりには見えてきました、そうかな、いや、まあ、見えてきたという事で。


芝居は、やるだけなんだけど、やるだけでどうなんだ、という事の繰り返しが続くものだったりします。


でも、ご覧頂く方は、その瞬間一回。
もちろん、何回もご覧頂く方もいらっしゃるのですが、本当にありがとうございます、でも、大体の方は一回きり。



ここにも、毎回ドラマが生まれていたりします。

芝居をしているとはいえ、残念ながら人間、間違いも犯す訳です。
や、日常の間違いもあるでしょうが、自分達はむしろ舞台上の方が間違いを犯すのではないかと。


本番中は下手をしたら間違いの繰り返しで。


お客様には分からない間違いもあれば、あからさまな間違いもあって。

さっきも役者同士でそんな話になりましたが。


最近も、世の中には、あの方がなくなってしまったり、本当にお悔やみ申し上げます、あの方々が結婚なさったり、本当におめでとうございます、常に動いてます。

それは間違いなのかもしれないな、と思ったりもするのです。

そんなバカなことが、いや、それは他人にとっては馬鹿な事であって、当人たちには来たるべき時で。

それを信じられないからこそ、そこにドラマは生まれるのかな、と。


とりとめもなくて申し訳ないのですが、んー、何が言いたいのかな、そう、つまり生き方が見えれば、それはとても自分達には信じられないけど、そんな事を当たり前のように起こると受け止められる事を常に見えていたいな、と思うのでした。

まどろっこしいな、つまり生き方を持とうと常にしたいという事かな。
みんなで持ちたいという事かな。



面白い作品になります。


それより自分のトレンドは、今、目の前で、昨日の深夜から今に至るまで、何回も嘔吐してる愛犬です。
本当にどうしたら良いのやら。

今日も寝られない…

教えて欲しい。

お休みなさい。


谷仲恵輔

話が分かった!

今晩は!
演出助手(仮)の中山です。
9月1日の顔合わせよりほぼ毎日稽古に出てお芝居ができるまでを楽しく拝見させて頂いています。今回の「ざくろのような」という話は、企業ものです。
・・・
私が書くより役者さんたちのコメントの方がリアルでうまく書けません。
で、いきなりですが、先週のことです。誕生日だったので稽古後に飲みに行き、演出家(神)に、「中山、演劇を見なさい!」と言われました。
私はてっきり稽古中にセリフばかり追いかけていることを注意されたと思っていましたが、演出家は他の役者に現在公演中のもので良さげなものを2,3紹介するよう指示し、痛風の足を引きずりながら帰宅されてしまいました。(少し表現を誇張しています)
結果、今週の月曜日の終電乗り遅れた事件につながるのですが、月曜日、と ても優しい役者さんに連れられて見に行ってきました、生の演劇!
子供の幼稚園や学校とは全く違う会場の一体感。迷いのない演技、良く練られたお話、うん、これは映画とかとは全く違うし、音楽ライブともまた違った、感覚なのか、心理的な影響なのか、よくわからないが心が揺さぶられます。私も初めてなのでうまく伝えられません。
今、自分がかかわっている「ざくろのような」は見て頂くお客さんにどのような「ザワザワ」感を与えられるのでしょうか?
共感?反感?好意的?嫌悪?リアル?幻想?お芝居?
芝居は10人お客さんがいれば10の感想があると言われているそうです。いろんなことを感じて頂ければ成功かな?と一人勝手に考えています。
自分自身、転勤や転職、会社の吸収合併、海外での就労経験から出てくる人、出てくる人みんなこんな気持ちだろうな〜って考えて遊んでいます。私が一番の見どころと考えているのは、微妙な気持ちの変化を役者がすごくうまく表現するところです、お見逃しなく!
役者の皆さんへ
ハードル挙げてすみません。
私の知 り合いも来るので頑張って宜しくお願いします。
チケットご予約承っております!
ゴン中山

出演者コメント【堤千穂より】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

6人目に紹介するのは堤千穂。
JACROW出演は『PRESS』以来の2回目。『PRESS』では中年男を惑わす水商売の女性をやってもらいました。今回は舞台となる会社の一番下の社員です。しかも妊婦。いい意味で生意気な今どきの「できる」女性のイメージ。前作とは違う賢い女性をやって欲しいなと思って今回の役をお願いしました。自分の経験から最近の若い女性ってホントに優秀だなーって感心することが多くて、そういう人をやらせたらどうかなーって思ってオファーした次第。
しかも今回はなんと2役。そのどちらもバリキャリ(バリバリなキャリアウーマンのこと)という。でもせっかく2役やってもらうんで、違うタイプのバリキャリをやってもらいます。その演じわけにはぜひ注目していただきたい。同じ投手でもアンダースローで投げた球とオーバースローで投げた球のような違いが味わえます。何が言いたいのか自分でもわかりません。
そんな、里中智のオーバースロー、のような、『ざくろのような』の堤千穂を観に来てください。

チケットのお申し込みは下記URLから。
https://ticket.corich.jp/apply/67518/005/ (←堤千穂の扱いになります)
 

出演者コメント【佐々木なふみより】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

5人目は佐々木なふみ。
JACROW初出演。鵺的『幻戯』を観たとき、なんて怪しい人なんだと思ったものです。そう、この人の魅力は捉えどころのなさではないかと、個人的には思ってます。分かりやすく言えば「何を考えているかわからない」という。それはきっとそれなりに複雑な人生を歩んできたからではないかと。
ちなみに俺基準の統計で、表現者って家族や家庭でなんらか過去に事情を抱えている人が多い。逆に言えば、何の不自由もない家庭で育ち、今も何の問題もない家庭を築いている人は、表現者になっていない・・・人が多い。あくまで俺基準の統計です。
さて、そんな怪しい佐々木なふみに与えた役も中間管理職。でも谷仲と違い、真逆の、上に意見し、下を守る中間管理職。そう理想の上司です。いい人です。ん?怪しい佐々木なふみがいい人?・・・いい人ではあるけど、でも、彼女にはあるコンプレックスがあり、その琴線に触れると、いい人じゃなくなるという。笑
そんな、高校大学時代は「怪物くん」というあだ名でヒーロー視されていたにも関わらず、空白の一日事件で一転ダークヒーローになった江川卓(無理やりにでも野球ネタで続ける決意)、のような、『ざくろのような』の佐々木なふみに注目せよ。

チケットの扱いは下記URLから。
https://ticket.corich.jp/apply/67518/004/  (佐々木なふみ扱いになります)
 

出演者コメント【谷仲恵輔より】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

JACROW所属 谷仲恵輔。
思い返せば#11『紅き野良犬』以降、全公演に出演してもらってる気がする。厳密に言えば、本公演ではない「日本の問題」には出てないが、まあでも凄いことだ。年数にすれば7年くらいってことだが、俺、会社勤めして23年になるが、部署が同じ人って、長くて6年だもんな。会社での仲間より長いことになる。(そういう意味では今日子はもっと長いという。苦笑)
さて、この男、外部出演も多い。声に力があり、目力もあるので、基本、そういった上から目線の役が多い、気がする。ただ俺が使うときはどちらかというと逆の虐げられる役が多い、気がする。もちろん上の立場で圧力をかける役もあったけど、でも総じて圧力を掛けられる役をお願いしてきた。それは俺の中で、この男の中に潜む「負」のパワーが哀しくも可笑しく見えるからだ。わかりますかね?
さあそして今回は・・・両方です。笑
圧力掛ける側でもあり、掛けられる側でもある・・・そう、ザッツ中間管理職。中間管理職の悲哀と不条理さを表現してもらいます。攻めながら守る、ような。ひとりで投げて、ひとりで捕って、ひとりで打つ野球、のような。(なんか野球に例えることがめちゃくちゃ強引になってきた。すいません)そんな、ような、『ざくろのような』の谷仲恵輔、ぜひ観に来てください。よろしくどうぞ。

チケットの申し込みは下記URLから。
https://ticket.corich.jp/apply/67518/008/ (←谷仲恵輔扱いになります)

出演者コメント【吉田テツタより】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

吉田テツタ。JACROW出演は4回目か?常連の域になってます。
コメントでも本人が言ってるように今回も上司役。だって小劇場界で貴重なんですよ。会社の上司がやれる人。だからいつもテツタさんにお願いしてしまうという。苦笑
まあでも過去お願いした上司はパワハラだったり、できる人だったり。なので今回はダメダメな上司をお願いしました。本人は一生懸命にやっているのに周りからは滑稽に見えるという上司。いるじゃないですか、そういう人。誰とは言いませんが・・・。そして、なんと、ぶっちゃけますが2役です。2役をお願いしました。ダメダメ上司ともう一人は・・・・まあそれはご来場のお楽しみで。劇場で配役表を見れば分かります。
そんな変幻自在なスイッチヒッターのような、オーバースローかと思ったらアンダースローのような、そんな、ような、『ざくろのような』。どうぞよろしく。

チケットのご予約は下記URLから。
https://ticket.corich.jp/apply/67518/013/ (←吉田テツタ扱いになります)
 

出演者コメント【狩野和馬より】

JUGEMテーマ:演劇・舞台

ご存じInnocentSphere所属、狩野和馬。
JACROW出演は5回目(だと思う)。過去4作品はすべて主役。特に『明けない夜』での一本気な刑事役により、JACROWファンが増えたとか増えないとか。ということが象徴されるように今まで振ってきた役は基本、実直で一直線、男らしい役でした。毎回そういう役ばかりもなあという私の願いも込めて、今回はどちらかと言えば、うじうじキャラです。笑
小平伸一郎演じる天才エンジニアの陰に隠れた偉大なる凡人という設定。上司の言うことはきちんと聞いて、大人な発言を繰り返す地味な存在。実はこれ、半分以上「俺」です。苦笑
そういう意味では小平とは真逆のポジション。山田太郎に2番バッターを。江川卓に中継ぎ投手を、お願いしているような感じです。はい、そんな、ような、『ざくろのような』、狩野和馬をぜひご堪能あれ。
チケットの予約はこちらまで。
https://ticket.corich.jp/apply/67518/007/ (←狩野和馬扱い)
 

カンフー大募集です。 吉田テツタ

うちの子供は小学生男子なのですが「ベストキッド」という映画(ジャッキー・チェンが出てる方)を観て何故か感化され、
昨年からカンフーを習い始め今も続けております。

少し年上のお兄ちゃんが二人習っていて、お兄ちゃんに追いつけとばかりに頑張っていたのですが、
そのお兄ちゃん二人は『空手に専念したい』(なぜか空手も習っていた)と言ってカンフーをやめてしまいました。

残ったのはウチの子と同い年の女の子の二人だけで、今はとても心細い感じであります。

小学校で同級生に「カンフー習おうよ!」と誘いまくっているようなのですが

誰もやりたがらないそうです。

何故か?と聞くと、同級生の子らは『カンフーだろ。中国じゃん。俺やだよ』とのことです。

テレビとかでよく中国のことを言ってますが、子供も既に影響を受けているのにはちょっと驚きました。
僕が小さいころは中国の人ってとてもいい人たちという印象があっただけに。(確か藤子不二雄《まだFとかAとかに分かれてない頃》が中国に旅行した時、ホテルは鍵をかけなくても安全で大丈夫。中国人は親切な人ばかり。 という楽しい中国旅行記の漫画を読んだ記憶があります)

そう言った子供らの中国批判に対してウチの子は「中国はブソーしているけれどいい人はいるんだっ」というような内容を友だちに早口でまくしたてるのですが友だちは聞いてくれず。

そう言えば僕が子供時代も「おまえベトナムで死んで来い!」とか「カンボジアや〜カンボジア〜」とか、今思うととてもひどい差別的なことを言いながら友達同士でからかいあっていたのを思い出しました。今はそれが中国なのでしょうか…?

中国と仲良くなってほしいものです。

平和が良いです。
平和一番。

話がそれました。

カンフーは今後オリンピック競技になるかもなのでちびっ子のみなさん是非ぜひカンフーやりましょう!(「酔拳2」観てよ。凄いから。)

まだそれてます。

今回の芝居もオリンピックに出れるくらいにJACROW of the bestになるかもなので是非ぜひ!観に来てください!!よろしくお願いします。