エアー

こんにちは
JACROW初参戦。ハマカワフミエと申します
ブログ当番を仰せつかりながら、忘れてばっかでした すみません


さてさて
今回は「明けない夜・完全版」ということで
初演にいくらかの改稿を加えた再演、シアタートラムにてグレードアップという、非常に気合い気合いの作品ですが、
劇場がどことか再演がどうとかよりもっと
私個人的にくつくつと考えている切実なことがひとつ


「濃密な空気」


というやつについてです


空気ってなんやねん と私はよく思います
見えないし匂いもしないしさわれないし
でも日常でも非常によく使われる概念ですよね
読め とか
作る とか
いい とか 悪い とか
重い とか


そんな中、JACROWが提示するのは
「濃密な空気」
さらに
「吐き気がするほど」
とのこと







うええええーーーむずかしぃよーーーーぅ





吐き気がするほどきちんと生きなければいけんことよなあ と思いつつ
日々、脚本とにらめっこ、共演者とにらめっこ、のぶりんさんとにらめっこな稽古を送っております
誰かひとりくらい終演後に空気濃密すぎて吐いてくんないかしら



ちなみに今日は
稽古後にのぶりんさん宅にて合宿という名の飲み会です
きっと真夜中には人狼大会が催されることでしょう
非常に楽しみな本日であります





よっしゃーまずは稽古頑張るぞこのやろー




ハマカワフミエ

哀切と痛切

もう4、5年前のことになる。

所用の為、京成大久保という習志野市にある駅で下車した僕は、予定まで2時間ほど時間を潰さねばならなかった。

駅前の商店街を散策していると、一軒の古本屋に出くわした。

そこで見つけたのが、小栗康平監督の『哀切と痛切』という手稿集である。

以来この本は、僕にとって最も大切な一冊となった。

小栗さんは寡作で有名な人で、81年映画監督デビュー以降、たった5本しか撮っていないが、海外で特に評価が高い。

初監督作を『泥の河』でいこうと決め、宮本輝さんの原作をもって、師匠ともいえる浦山桐郎監督(『キューポラのある街』等)に相談に行った時のこと。


いいものだとも悪いものだともうらさんはいわなかった。ただ、こういった。
哀切であることは誰でも撮れる、それが痛切であるかどうかだよ、オグリ。それだけを憶えておけ、あとはうんうん唸っていればなんとかなる。もの哀しいことと、身を切られるように痛いこと、私は肝に銘じた。


この言葉は、僕の心を突き刺した。そして、突き刺さったまま、離れようとしない。

3月のあの大きな出来事があって、ある友人は自分の無力さに涙し、ある友人は居ても立ってもいられず、ボランティアで現地に赴いた

そして、僕は…相も変わらず舞台に立ち続けている

その度に思い起こさせられるのが、やはりあのうらさんの言葉なのである

矛盾を矛盾のままに放置して生きた浦山桐郎は、一本撮るたびにボロボロになった

そして無理が祟り早逝するが、果たして僕自身、それほどの情熱を傾けて、作品世界と向き合えているのか?

『明けない夜』という作品がここにある

登場人物たちは、幸せになろうとする為に、面を被り、演技をして生きている

しかし、その演技は必死なのである。本物なのである。

彼らの必死さに、俳優は負けてはならない

もの哀しいことと、身を切られるように痛いこと

肝に銘じて、取り組みたいと思う

岡本篤(劇団チョコレートケーキ)

出演者からのコメント

岡本篤(劇団チョコレートケーキ)が意気込みを語りました。


この後、順次、出演者からコメントをいただきます。お楽しみに!


「明けない夜 完全版」のチラシをお持ちの方へトリビア的なお話

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どうも初めまして。わたくしこの度のJACROW#15「明けない夜 完全版」に演出補として参加させて戴いております井原謙太郎と申す者でございます。「明けない夜」に関しましては初演時にもスタッフ参加させて戴いておりまして、今回連続参加ということになります。ありがたや〜ありがたや〜。


さて。


そんな「明けない夜」なのですが、本日アップさせて戴きました画像は、実は初演時のチラシです。懐かしい〜。


でね、


只今「明けない夜 完全版」のチラシをお持ちの方、騙されたと思ってちょっとチラシの裏面を見てみて下さい。よーくよーく見てみて下さい。引きで見た方がいいかな〜。


はい、気付きましたか?


そうなんです! 実は今回のチラシの裏面の下地、初演時のチラシの表面なんです! わーびっくりーっ!

w(゜o゜)w



と、以上そんな今現在「明けない夜 完全版」のチラシをお持ちの方へのちょっと得した気分情報でした。ジャストナウチラシをお持ちでない方は帰宅してから見てみればいいじゃない。まだチラシをお持ちでない方は現在各所にて様々な劇団さまの公演に折り込まれているチラシを入手すればいいじゃない。そして確認してほくそ笑んで、そのままチケット予約してしまえばいいじゃない。




はい、「明けない夜 完全版」のチケット、只今絶賛販売中でございます。宜しくお願い致します。はい。

o(_ _ )o

前田です。

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今回初めてJACROWに参加させて頂きます。

前田です。

どうも。


ここ数日稽古場ブログの順番が来るのではないか来るのではないかと、

ずっと待っていました。

ですが、

いざ順番が来ると意外と書く事はないもんだなあと思いました(笑)


とりあえず頑張ります。


写真は、

ここ数日ブログを書き忘れているという、共演者のハマカワさん。

変な色になってしまった。。

じょうきりあんです

皆様おつかれさまです!
RONNIE ROCKETの仗桐安です。じょうきりあんと読みます。

明けない夜は初演にひきつづき出演させていただきます。よろしくお願いします!!

さて。ホントは昨日書くはずだったのですが、一日遅れてしまいました。申し訳ございません。

稽古場ブログなので、稽古場のことを書くよ!

おとといは月島で稽古でした。日曜日ということで14時〜21時の長丁場。いつものように人狼というトークゲームをやりつつ、前半のシーンにあたりました。

自分は前回と同じ役で、台本に関してもセリフがそのままの箇所が多いので、覚えやすいというか、思い出しやすいというか、セリフはすっと入ってきます。

一度覚えたセリフを覚え直すという再演ならではの作業が何だか楽しいです。

稽古後は月島恒例のもんじゃ焼き!いつも行ってるおかめという店で10人くらいでもんじゃ焼きを食べました。いつ食ってもここのもんじゃ焼きはうまいっす。

とまあ、そんなおとといの稽古だったとさ。

本番まであと一ヶ月ですかね。
ひとなつをかけて面白い舞台を作りますので、皆様ぜひぜひご来場ください。お待ちしております!!

はじめまして

皆さん、始めまして☆

浅井 伸治(アサイ シンジ)と申します。


今回、JACROW初参加です。

先週の月曜から始まった稽古ですが、軽く本読みをした後、徐々にですが立ち稽古に移行し始めている感じです。

今まで本の中にあった平面的な物語を、僕達役者が、演出家と一緒になって立体的に立ち上げていく作業です。


本読みから立ち稽古への過程は、生まれたばかりの動物が、自分の足で立ち上がるのに似てる気がします。

まさに七転八倒っていうか(笑)


立ち上がって、自由に走り回れるまで、色んなコトを試して、いっぱい失敗してきたいなと思います。

本番まであと一ヶ月、シリアスな芝居ではあるけど、役者個人としては、そういったコトを楽しみながらやってきたいなって思います!!



ご挨拶

こんにちは。


本日の担当は、菅野貴夫(カンノタカオ)です。時間堂という劇団からやって参りました。どうぞよろしくお願いします。



JACROWに出演させて頂くのは、
#13「北と東の狭間」
#13.5「窮する鼠」
以来、3回目となります。


が、まだまだペーペーです。


ようやく右と左の区別がついてきた程度です。



今回は非常に濃密な、重苦しい物語をつくらなければならないので、稽古場でもそういう空気を生み出すべく、様々なプレッシャーのかかる状況で稽古をしております。


僕個人としては、そういう空気が苦手で、つい冗談に逃げてしまう癖があるのですが、今回はグッと堪えて、そのプレッシャーの先にあるものを捕まえたいと思っております。


また、今回共演させて頂く方々も非常に魅力的な俳優さんばかりなので、早い話、これからの一ヶ月が楽しみでなりません!!


そして皆様は、一ヶ月後を楽しみにしていて下さいませ。


菅野貴夫(時間堂)

原田芳雄という人

 
全然関係ないタイトルのように思われたら失礼。
ある程度関係しているので…してないかも。


ご無沙汰っ!!
谷仲恵輔でございます。
ヤナカケイスケってときもありました。
初演のとき、まあ初演といってよいのかどうか分かりませんが(今回完全版なので、話も果たして同じかどうか)、確かカタカナでお会いしていた気がします。

2009年に出演した時、その時からJACROWには一貫したテーマが出来たようです。


【濃密な空気】


決して、臭い訳ではないですけど、まあ、吐き気がするくらいの濃さ。

それを何か一緒に考えて来た気がします。
そして2009年、『明けない夜』を見て、それを感じて頂けた方が多かったようです。
残念ながら、自分は中心ではなく、その空気を歪ませる側の賑やかし、でしたが。
蒻崎今日子からは「トびキャラ」担当と名付けられたのもこの頃です。
ええ、結構否定できません。端っこにへばりついている蜘蛛が、突然飛んでくるみたいな。
そんな感じ。

まあ、それは良いとして。

今回はその完全版。

どれだけ濃密なんだよ、と。
しかもキャパは以前と比べて二倍ほど。

まあ、勿論、来月末には紫色の煙満タンの劇場になる事でしょう。
…まあ、それがタバコの煙だとか、そんな突っ込みもあるでしょうが、まあまあ、ご容赦を。




…で、何で原田芳雄なんだと。
皆さんは、彼が最後に見せた姿はご覧になりましたでしょうか。
車いすで、坊主頭、体は極限にまでやつれた姿。
誰もが唖然とした事でしょうが、その彼にとても魅せられてしまった私。
それは何もかもを超えた人の姿に見えました。
彼が一人、そこにいるだけで充満する闘気(オーラ)。
外見にだまされそうになったけど、あの眼鏡の奥にある力。
生きている力。

しかし以前、松田優作の最初の奥様の松田美智子さんが、一般の松田優作観を「漫画的で血が通っていないという感じ」と語られていたが、多分、自分が原田芳雄に対して今回思った感想も案外そんなもんなのだろうか、逆に血が通っていないようにも見えて、その奥に見えるものを勝手に「力」と感じているのかもしれません。

でも、そう感じてしまったんだもの、と思うのです。
やられてしまうんです。

10年近く前、「明けない夜」を上演した隣の大きな劇場で、新宿アシベ周りのミュージシャンが集まってライブをやったときがありましてね、ベロンベロンに酔っぱらった原田芳雄がトリに登場し、「横浜ホンキートンク」を熱唱しながら松田優作との思い出話を語っていたのが非常に印象的でした。


皆さんをズバアッと切り刻むような、飲み込むようなものにしたいと思います。

役者の大先輩に誓って。
いい作品にします。
是非是非、シアタートラムに足をお運びください。

勝手ではございますが。
原田芳雄さんのご冥福を、心よりお祈りします。
ありがとうございました。


原田さんへ
「のぞみ」は今日も笑っていると思います。


谷仲恵輔

まずはご挨拶。

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JACROW好きの皆様はじめまして。
この度出演させて頂きます秋澤弥里(アキサワミサト)と申します。
33歳A型射手座長女神奈川県出身、好きな食べ物はアイスと肉、嫌いな食べ物は人参です。


アタシったら皆様の人生に1ミリも必要ない情報を羅列したりして…
完全に浮き足立ってますな。
こんなに濃い共演者に囲まれ、この作品です。そりゃあ足も浮きますわ。

しかし!稽古が始まりまして、浮いてたら軽く吹き飛ばされることを痛感しました。
地に足着けて頑張ります。
皆様どうぞ宜しくお願い致します。
まずは取り急ぎご挨拶まで。

あ、写真は蒻崎今日子女史がお描きになった神様。
かわいいだろ?
ゆる過ぎるだろ?

失礼致しました。
ではまた。

秋澤弥里