考える事も感じる事

とうとう6月も月末。
まあ早い、早いぜ上半期!
時の流れに身を任せてたら多分即死してしまうぜ!


アラフォー一年生になってなおのこと、ぼーっとしてたらあっちゅーまに時が経つ。
何もしてなくても気付いたら一年は終わるな。
ニートも無駄ではない…てこともない気がしてきた。



一分一秒、年齢的に様々な事を気にしたくなくなって来たのに対して、体はケアしなくてはいけなくなってくる。
放っといたら、あっちゅー間、ただの豚に成り下がる。


そのむかし、アメリカに奴隷を扱う習慣があった頃、アフリカから奴隷を連れて来る際、あの凄まじい身体能力を打ち消す為に檻の中に閉じ込めて、ひたすら太らせ、精神的に怠惰にして連れて来たらしい。

ひどい話しだが、この奴隷の話を思い出すたび、おそらく生まれながら、統べるように生きられる人は…まずは、いないだろうと思う。
人それぞれ、様々な人生を経てようやく、様々なものを手に入れる事が出来るのだと。



ブルース・リーが言った明言は、彼が幼き頃から闘争に明け暮れ、相手をボッコボコに潰してきたからこそ生まれたものだと思う。
分からない事を投げ出して逃げて生きていた私は周りの全てに遅れをとった。
原因は自分以外の何物でもなかった。



自分が生きている事、芝居している事、自分の中では当たり前の事。
逃げないで感じなければ考える事も出来ないです。
普通の事です。



人間たちが縺れるから世の中は面白いんです。
笑える事だけが面白いんではないですからね。
それが今回の根底にあります。




お楽しみに。


ヤナカケイスケ

メリハリ重要

 蒻崎です。

稽古場にメリハリがある。

と、思っている。


稽古前のアップではおもいっきりはしゃぐ。

今は抜くタイムだ!!と思った瞬間の抜きっぷりがすごい。

ただ、

あ、今、芝居と、もしくは相手と、向き合う時間が始まった…!

思った瞬間からの全員の集中力は素晴らしい。

めっちゃメリとハリ。

でなければ芝居なんて作れない。


あたしたちは、あなたに何を伝えたいのでしょうか。

・・それはあなたが感じてから、初めて知ることなのかもしれない。



約20日前。

チケット予約フォーム

さて今は

百年に一度でしたかね、今。
あぁ、いや不景気だかなんだか。
でもなぜか俺みたいなもんが生きられてるし、多分、嘘ですよ、あれ。


なんでもかんでも嫌な雰囲気しか醸し出さない、もはやそこにリアルが存在しない暇つぶし報道エンターテイメントが大嫌いなヤナカケイスケです。


ところで、何か自分に嫌な事が降り懸かると、決まって大小あれ何かに責任を押し付けてしまいがちではないでしょか。
少なくとも自分が若かりし頃、世の中のせいにした事は…多々ありすぎて何をどうしたか言い切れません。

ああ、あれを言った、いや言わない、みたいなやり取りも多分たくさんあったな。
経験された方も多いのではないかと思います。



自分が窮地に立たされた時、とことん逃れるべきだ、と思うときもあり。
はたまた、自分が謝れば全てが丸く収まるなら、完全に追い込まれる前に折れてしまえ、と思うときもある。
他にも岐路はたくさんありましょう、もちろんバッドタイミングだけでなくハッピーエンドにも様々ありましょう。




今回は、正直、傍目にハッピーかどうか分からない話です。
理由は上に書いたような事です。



今、果たして自分は不幸か、考えます。
はっきりは決められませんが、今困っているのは、さっぱり役者以外のルーティンワークが決まらないことに端を発し、そこから様々な問題が降り懸かっている事です。
…残念ながら自分が役者だからです。



まあでも、まわりの方に比べたら自分の苦痛なんぞ塵みたいなもんです、どんなに苦しかろうと役者はやってこれてんですからね。
一般的には腹立たしい、役に立たん幸せ者ですな。




でも人それぞれ、どんな事情があるにせよ人の生命は、罪であり、また尊い事に変わりはないのでしょうよ。
何をもって生きるのか、それは己の心一つ、強烈な意志を持って生きる事かと。


人を殺めないこと。
人を助けること。
人を放っておく事。
人を確かめる事。


自分のまわりは常に自分以外のなにか。
何をするにも必要なのは常に自分以外のなにか。



別に宗教やら啓蒙からでは…いや、説教臭い、安い啓蒙思想かもしれません。
ただ少なくとも、世の中がそんなに悪いものではない事を否定しすぎな風潮が世の中に蔓延っているのは少々腹立たしいと思います。


どっかの誰かが絶望の中には必ず希望はある、って言ってた、必ず。






『明けない夜』



報道の様な薄っぺらい批判はありません。
それがどういう事なのか、是非見に来て頂きたい。




人は単なる人でしかないです。
足されてないし引かれてない、だからドラマチックなんです。



いや、失敬。
お休みなさいまし。


ヤナカケイスケ

明ける夜、明けない夜

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どうも、堀奈津美です。

絶賛稽古中です。

完本して約4日。稽古にして3日。

私はJACROWの作品を5年前くらいから数本拝見しているのですが、やはり今回も濃密な空気感を必要とする物語。

人生には、人それぞれの夜があって、その1つ1つの闇はいつか明けるかもしれないし、いつまでも明けないかもしれない。


じゅくじゅくした何かを、重たく絡み合う呼吸を、お届けしたい。


昨日(24水)は、自分のシーンとしてはラストの部分を、初めて立ちでやりました。

1番絡む、私の愛人役、ん?ちがう、私が愛人だ。たかたんこと杖桐安さんが不在ではあったが。


やはり、1番最初の立ち稽古って、どうにもこうにもぞくぞくします。
カットがかかってもしばらく全身から感覚が抜けません。

この感覚を常に忘れないでいたい、維持したい、安定させたい、安定させつつ不安定でいたい、自在になりたい。


型や段取りを整えていきつつ、いつでも新鮮にアクトできる人になりたいです。


―初稿は完本。

これからどのように物語が蠢き、どのようなターミナルを迎えるか。

楽しみにしていてください。


写真は日曜の稽古場最寄り、月島駅へ向かう地下道。

誰もいない。
誰もが孤独に、戦うんです。

作演からご挨拶

この稽古場ブログではお初、脚本・演出、のぶりんこと、中村暢明です。
みなさん、こんにちは。

さて、みなさんはもう「明けない夜」のチケットをご購入いただけたでしょうか?
なに?まだ?・・・それは残念。(涙)

確かにどんな作品かもわからん芝居のチケットなんか買ってられるか!ということでしょう。初日が明けて、評判を聞いてから考えよう、みたいな。
もちろん、そういったポリシーを否定するつもりはありません。個人の自由ですから。でもこういった興行ものって、チケットを買ってから、当日を迎えるまでのワクワクドキドキも楽しいと思うんですが、どうでしょう。体調を万全にして臨むぜ、みたいな。

そして今回の芝居、そういうワクワクドキドキを絶対に裏切らない作品にしようとスタッフ・キャスト一同、全力で取り組んでいます。はい、当たり前ですね。

ということで、今回の作品についていくつか。前売り購入の参考していただければと。

まず今回、笑いゼロ、です。
演劇に笑いだけを求める方は辛いと思うので来ない方がいいです。その代わり、心を揺さぶるシリアスな人間ドラマを描いています。重厚かつ切ない作品になります。そういうドラマ好きな方にぜひ観て欲しい作品です。

大きなストーリーを言ってしまうと「誘拐事件を解決する刑事ドラマ」です。ただ誤解して欲しくないのはミステリー作品じゃありません。つまり刑事を中心とした犯人探しが作品の骨格ではないということです。
あくまで、その事件を捉える被害者家族や刑事たちの内面と、なぜその事件が起こったのかという犯人側の内面を描いた人間ドラマだと言うことです。なので、推理小説は難しくてダメという方にも安心して観ていただける構造になっています。

さて、どうでしょう?チケット買いたくなりましたか?

ご予約はJACROWのHPから。
パソコン→ http://www.jacrow.com
モバイル→ http://www.jacrow.com/mobileindex.html

あと、もしよろしかったら私のブログも覗いてみてください。今回の作品に対する個人的な思い込みを書き殴っているので。
NOBLOG→ http://wind.ap.teacup.com/jacrow/

立浪の日記(6/21のテイで)☆

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6/21は『明けない夜』の第二の誕生日である

そしてそれは
やがて夜は明けるであろうという、
淡い希望の光が途切れた日と言っても過言ではない


明るくなっても、やはり夜は夜であり
目を開いていても闇は訪れる
辺りが光に包まれていても、それは自分とは一切関係がないのだ

明けない夜
癒えない傷
射さない光

取り返しのつかない物語が、いま、始まろうとしている


真実は劇場にて

明けない夜を、目撃せよ!

嫌な擬音の季節

どんなに趣を探しても、たとえ紫陽花が綺麗でも、心がブルーシャドウに包まれてしまう梅雨が大嫌いなヤナカケイスケです。

簡単に言うと、梅雨が嫌いなヤナカケイスケです。

あ、そんなに言わなくて良いですか、すんません。



せっかく『今年の梅雨は過ごしやすいなあ』なんて思ってたら全くそんなことないですな、考えが甘かったです、『考えが甘いぜ!』とカウンター喰らった気分です。

マラソンしていて、やっとの思いで先頭に追いついたのに、また突き放されて敗れ挫折した、そんな感じですかね…すいません、マラソンしたことないんですが。



油断したぜ、梅雨!!




そんな中、我々は匍匐前進、アメニモマケズカゼニモマケズ…そのほか色々なものに負けず、着々と『○○ッ!』となってきております。
こんな季節にはない、台風が過ぎ去った時のような爽やかさにお似合いでもない、あんな擬音が聞こえるようなところへ。


さて。
『○○ッ!』に嵌まるモノとは何か!



詳細は。
JACROW#12
『明けない夜』
にて。




…不安定な気候、くれぐれも身体には気をつけて下さいね!
お休みなさい。





ヤナカケイスケ

6月20日の稽古の話

二回目の登場となります。今里です。 ブログとかの文章が北関東一下手な僕としては 他のみんなは楽しい文章を書くなあ と感心しきりですが、そう思っている事は みんなには秘密にしています。

さて、今日の稽古場は お台場でした。

稽古も本番が残り1ヶ月を切り 稽古場も熱を帯びてきました。
今回も かなりの集中と精度を必要とするお芝居ですから 僕なんぞは 力不足を痛感する日々です。
でも 精進して 本番までには何とか作品の不可欠の一部になりたいものです。
稽古場は 楽しく ピリッと緊張感を持って なかなか良い稽古場だなあ と思っていますが、
これもみんなには秘密にしています。

稽古後 何人かでお台場の砂浜で レクリエーション的な事をしました。 何故か奈津美ちゃんがリコーダーを持って来ていて みんな色々吹いていました。
みんな吹けるんだなあ、リコーダーとか。

ほら、こんなに楽しい稽古場です。
今里

梅雨の合間。


今回のJACROW公演は7/17から。

公演が始まる頃には梅雨も明け暑い夏が来ているのだろうと想像する。


夏は暑いに限る。


それは日本人として季節の移り変わりを楽しみたいし、肌で感じたい。

「去年の夏は暑かったよね〜」なんて会話も風流だと僕は思う。

そして暑い夏があれば当然梅雨がある。

暑い夏を前にそいつはやって来る。
ジメジメと肌に纏わり付く湿気。
湿度の高さとともに吹き出る汗。

これもまた風流だ。

その感じが好きというわけではない。
それを好む人は少数派だと思う。

しかしその梅雨があるからこそカラッと晴れた夏を夏だと感じられるのだ。


例えばそれは寒い冬を越えた先にある暖かい春のような感覚。



今日の稽古場はお台場だった。
土曜のお台場は休みを謳歌する人々で溢れる。

例え梅雨であろうとも、いつにわか雨に襲われようとも。



そんな梅雨の合間、ゆりかもめに揺られ稽古場に向かう車内から青い空が見えた。

爛々と立ち上る梅雨の厚い雲はそのキャンパスの一つのエッセンスになる。



梅雨が明ける頃、「明けない夜」の幕が上がる。

梅雨のジメッとしたこのドラマ。
暑い夏が訪れるのかは観てからのお楽しみ。

たくさんのご来場お待ちしております。


祥野獣一

もむもむとする

どーも、JACROWのニッチマーケット担当、ヤナカケイスケです。

多少むしむしするにせよ、いつもの梅雨よりも、今のところ比較的過ごしやすいのでね、季節が春と秋の二季しかいらん!と思っている私には大変親切にして頂いて助かっております。


今宵は赤坂にある劇場、RED THEATERの傍にあるマーメイドというパブにて一杯引っ掛けて参りましたよ。


なんというか赤坂は比較的和韓洋折衷のかほり漂う街と認識しとりますが、取り分け今日飲んだマーメイドはまあブリティッシュ、さぞイングランドのフットボールスタジアムにあるパブ然としていて、店員さんも大半が見た目フォーレイナー。
お客さんも半分以上がフォーレイナー。


でも、飛び交う会話は日本語。
フォーレイナー同士でも日本語。


勝手に大変失礼なイメージだが、外国人は基本、日本でも英語をしゃべるもんだと思い込んでやまないアチキはちょっとしたカルチャーショック。
拍車をかけたのがフォーレイン店員さんもフォーレインお客さんもとても流暢なジャパニーズを扱ってらっしゃりまして。
正直、違和感しかなかったのですがね、いや、失礼しました、こんな思い込んでしまって、世間知らずな私をお許し頂きたく存じますが、まあ、でもビックリクリクリクリック、あれをクリック!アハ!でございました…。



そんなアチキは、歴史上、過去の外国人コンプレックスを引きずりつつ、生きている希代の若者…いや、アラフォー一年生の中年なので、いやに今回の芝居にフィットして…たらご喝采頂けたら幸いでございます。


極上のお酒の為に、鋭意邁進中!

JACROW#12
『明けない夜』

お楽しみに!


ヤナカケイスケ