本日から始まります! 吉田テツタ

この前の稽古で主演の小平氏が「勝新太郎な感じで演じたみた」と驚愕な発言をし度胆を抜かれ

思わず「俺、勝新太郎」という本を図書館で借りて読んだら勝新太郎氏はこんなことを書かれてました。

 

市川雷蔵というひとは、まねる、まねぶ、まなぶという三つの道を通っていった。

まねる:自分の選んだ人のまねをする。

まねぶ:そのまねた殻から抜け出す(殻を破る)。

まなぶ:一人前になり自分だけの個性で人生(芸風)を歩いていく。

 

今回の芝居、皆それぞれ色々なキャラクターを持ち込んできております。

あの映画のあの俳優や近しい友人や先輩等々を真似たり参考にしたり、または自分自身にあるものを取り出して来たり、そうでなかったり…いずれにせよ出演者みんなが虎視眈々四苦八苦で役を作っております。

果たして舞台上に勝新は現れるか?!

現れなかったらすみません。勝新的な演技は今回の芝居のゴールではなかったということで。(というか巨大俳優勝新を真似るなんて…)

 

全ての良い事柄は、遠回りの道を通って目的へと近づいていく Byニーチェ

 

と何かの雑誌で書いてました。
(ニーチェの本を読んだわけではなく)

色々遠回りシクハックしてきた本公演(どの公演でもシクハックではありますが)、間もなくゴールの初日です。

で、また再び千秋楽まで進化したくて右往左往試行錯誤でゴールを見失ったりするのでしょうが、がんばります。

この時期にこんなこと申しますと
もう主観でしかこの芝居を観ることが出来なくなってしまっているので

蓋を空けた時に痛い目合うこと多々多々なのでございますがそれでも

ジャクロウ1番の作品になりたく思います。

良かったら是非!!

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