『宵闇、街に登る』北海道巡回公演終了

JUGEMテーマ:演劇・舞台

 

1月17日(水)のブログに書いたように第2話『宵闇、街に登る』のみ、北海巡回公演してきました。

初めての北海道ツアー、初めてのノリウチバラシ(←1日で仕込〜本番〜バラシまでやること)、初めての大型バスで座組一同の移動、そして何より初めての演劇鑑賞会向けの公演と何もかも初めて尽くしのツアーでした。

それでもやはり北海道は食べるものが美味しく、また各地の演劇鑑賞会の皆様の手厚いおもてなしに最初から最後まで楽しく、夢のような9日間を過ごしました。

 

北海道出発前日、確認稽古を終えた後

 

羽田から北海道釧路へ!

釧路のホテルに到着すると、「くしろ演劇みたい会」事務局の皆様からのお出迎え。一同感激!

ちなみにこの写真、釧路のホテルなんですが、ホテルのロビーに公演のポスターが貼ってあるという。っていうか街に出れば、いたるところにポスターが!会員の皆様の街を挙げての取組にめっちゃ感動!

 

ホテルの部屋に入ると、これまた手作りの冊子が置いてあるという。もうほんとになんていうか感謝感激でした。そしてみんな言ってましたが、改めて気が引き締まりました。「こりゃ下手なもの見せられん」と。

 

 

釧路から札幌へ。(バス移動)

札幌の会場入口には角栄の年表が!

こういった演劇を通してたくさんのことを学ぶ姿勢に改めて頭が下がりました。

 

夜には事務局の皆様と一献。北海道は何を食べても旨い!

 

 

次に旭川へ(バス移動)

旭川ではロビー交流会という、いわゆるポストトークをやりました。2日間、2ステージやったのでそれぞれでの集合写真です。

JACROW側は、狩野、小平、小林、中村の4名で対応しました。

 

 

北海道ツアーの最中で一番の雪だったのは旭川です。

これは会場前の公園です。

 

これは出発するとき、バスの車内から。

いわゆるパウダースノーが降ってて、あっという間に積もるという。いやはやすごかった。

 

 

そしていよいよ最終地、函館へ。(バス移動)

函館に到着後、事務局の皆様にご挨拶。

ちなみに背景に「のんきからの脱却」ってスローガンが見えますが、これは昨年10月に、2024年北海道を巡回する団体が一堂に会して作品の理解を深めるという会があったのですが、そのときトラッシュマスターズの中津留さんが言い放ったセリフです。要は中津留さんなりの激励のメッセージです。「演劇鑑賞会の皆さん、頑張れ!」という。

 

これは「演劇鑑賞会」の会員が年々減っているという実情があるから。でもこれはもちろん北海道に限った話ではなく、「演劇鑑賞会」全体、もっと言えば、日本の演劇界全体の問題でもある。観劇人口の減少を食い止めなければ、そもそも演劇に未来はないと思ってます。JACROWも「のんきから脱却」します。

 

そして我々の『宵闇、街に登る』についてのポスター。

札束が貼ってありますが、どれも聖徳太子(←当時の1万円札)という。芸が細かいw

 

開演前、函館演劇鑑賞会の皆様に挨拶させていただきました。

 

そしてこんな手作りの横断幕まで。そう、12月8日東京で初日を迎えたこの公演、魚沼、新潟、釧路、札幌、旭川と廻ってきて、この函館の地で大千穐楽を迎えることになったからです。ありがたい。

 

 

 

 

ということでおかげさまで#34「闇の将軍 四部作」すべての上演が無事に終わりました。改めて関わってくれたキャスト、スタッフ、そして何よりお客様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

さて・・・

『夕闇、山を越える』初演から7年掛けて育ててきたこのシリーズは一旦、これで終わりたいと思います。

あ、終わりと言っても「もう二度とやらない」という意味ではなく、自主公演としては一区切りという意味です。したがって全国にいる演劇プロデューサー、劇場主並びに演劇鑑賞会の皆様が「ぜひ○○で上演してほしい」と言ってくれるのであれば、喜んでどこへでも行って、このシリーズ復活させます。笑

 

さて次は6月に新作公演です。

情報公開してますが、おじさんだらけのビジネスクライム劇です。どうぞご期待ください。

 

2024年3月 JACROW代表 中村ノブアキ